ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICE 女王陛下の007 (1969年/主演:ジョージ・レイゼンビー) ロレックス サブマリーナ ロレックス オイスタークロノグラフ Ref.6238? 登場シーン解説 ボンドを演じる俳優は変わったが本作でもまたサブマリーナを愛用している。ショーン・コネリーがキャンバス(または皮)のストラップに変更していたのに対し、レイゼンビーはオイスターブレス、すなわち普通に売っているサブマリーナそのままの状態で使っている。スーツやタキシード姿でコネリーのようなストラップをつけるのは不自然だし、情報部員とまではいかなくても 軍関係者と思われて敵の注意を引きつけることにもなりかねないので、レイゼンビーのように普通につけるのが正解だろう(とはいえ劇中は同一人物なわけだが) ![]() ![]() そしてもうひとつのボンドの時計として、同じロレックスのオイスタークロノグラフ(Ref.6238?)と思われるものが登場する。 ケーブルカーの機械室のようなところで時計を見るシーンがある。これもボンドの私物かイギリス情報部の支給品かは不明だが、 どちらにしても普通の時計として使われているようである。なお、終盤はまたサブマリーナをつけているのがわかる。 ![]() ![]() また映画の冒頭でボンドは自分のデスクを整理しているのだが、そこには『ロシアより愛をこめて』でレッド・グラントが 使っていたものと思われるワイヤーを仕込んだ時計まで入っていた。これは本作からボンドを演じることになったレイゼンビーを 過去のボンドと結びつける演出なのだろう。それにしても人を殺して血がついているかもしれないものをとっておくというのも 恐ろしいが。 時計解説 ■ サブマリーナ このサブマリーナもコネリーの使っていたサブマリーナ同様、リファレンスナンバーについては不明だ。 ただ、こちらのレイゼンビー使用モデルについては、それを特定しようとする人もいないようだ。やはりレイゼンビーの認知度&人気は低いのか(涙) ■ オイスタークロノグラフ このオイスタークロノグラフとは当時のロレックスのクロノグラフ機構搭載モデルで現在のデイトナの前身にあたるもの。 クロノグラフとは簡単にいってしまえばストップウォッチ機能のようなものである。 |