LICENCE TO KILL (1989年/主演:ティモシー・ダルトン) 消されたライセンス ロレックス サブマリーナデイト(型式不明) 登場シーン解説 残念ながら本作でのボンドウォッチは秘密兵器ではないので、ボンドの私物または単に情報部から支給された普通の 時計ということになるのだろう。初期の作品ではボンドのサブマリーナは秘密兵器ではない普通の時計だったので ここでもサブマリーナがそのように使われていてもおかしくない。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本作は特に海で水中のシーンが多く、ダイバーズウォッチとしての性能が求められる任務ばかり。 海だけでなく、終盤のタンクローリーでのチェイスなどでホコリだらけになったり、爆風にさらされたりで 諜報員としてタフなスポーツウォッチは必需品ということがよくわかる。 時計解説 本作でも文字盤がハッキリと映るシーンはないのだが、水中のシーンなどを見る限り、 ロレックスのサブマリーナであることは間違いない。 最近になって以前のVHSではない画質の良いソースで確認してみると、 ガラスの表面にサイクロップレンズ(日付の拡大鏡)の出っ張りらしきものが確認できる。 画面いっぱいに映し出されるわけでもなく、水中のシーンも多いため、光や水の反射かもしれないが、 海外ファンサイトでもデイト付モデルと紹介しているところもあるのでやはり日付表示の「デイト」のほうなのだろう。 サブマリーナデイトだとして、どの機種になるかということだが、海外のファンサイトではRef.16610としているところも多い。 ただしこの作品は1989年公開なので、その前年1988年あたりから撮影され始めることを考えると同じ1989年ごろから発売された 16610を使うというのもタイミング的にギリギリかもしれない。 80年代半ばから後半にかけて販売されていたものであてはまるものとしてはデイト付モデルだと16800や168000あたりだが、 168000は80年代なのに6桁品番のトリプルゼロとも呼ばれる販売期間が短いレアなモデル。 本作にはロレックスのクレジットもないことからタイアップではないことを考えると 撮影直前に用意されたものとしては個人的には16610よりも16800あたりのほうが可能性が高いような気もする。 ここは確定できる資料もないため詳細は不明としておくのがベターかもしれない。 |