OCTOPUSSY (1983年/主演:ロジャー・ムーア) 007 オクトパシー セイコー デジボーグ セイコー TVウォッチ 登場シーン解説 ![]() 序盤の物語の鍵となる卵型の宝飾品、ファベルジュエッグの場所を突き止めるのに、ボンドの時計(デジボーグのほう)が登場する。 卵に仕込んだ発信機に反応するようになっているのだ。液晶がいい感じで探知機のような雰囲気をかもし出している。 ![]() ![]() TVウォッチのほうはQの研究室でのおなじみの秘密兵器のお笑いデモンストレーションの時にでてくる。 ボンドがそばにあったカメラを研究室にいた女性の胸の谷間に向けTVウォッチに映して遊んでいるのだ。Qに怒られるところはなんとも面白い。ロジャー・ムーアならではのシーンだ。 また終盤のアクションシーンではQが乗っている気球から撮影した映像をこの時計に転送して確認するシーンがある。 時計解説 ■ デジボーグ 77年の『私を愛したスパイ』以来続いていたセイコーのデジタル時計の極めつけがこのモデル。007で使われたということもあるが、そのカッコイイ液晶表示で80年前後の同様のデジタル時計の中では一番の人気モデルかもしれない。 いくつかバリエーションがあったようで値段も2万円代から3万円ぐらいまであったそうだが、資料不足のため現在のところ詳細は不明。 ■ TVウォッチ これは007の中で出てきただけで実際には売られていない・・・と思ったら大間違い、ちゃんと発売されている。ただ劇中はカラー画面を使って効果的な演出で笑いをとっていたが、実際はカラーではなくモノクロの反射型液晶である。 国内では2種類ぐらい発売されたようで、1つは82年に限定で発売されたものと、翌83年に値段を安くして発売されたものがあるようだ。値段は10万前後だったらしいが正確なところは情報不足のため不明だ。時計だけでは受信することはできないようで、付属のチューナー(及び、ヘッドホン)をつけて初めてテレビを楽しむことができるようになっている。今は音楽が聞けたりGPSやカメラ機能を備えた時計があるぐらいだから、作ろうと思えば単体で活用できるより実用的なテレビ時計ができるかもしれない。 |